先日、あるお客さん(以下、Aさん)が初老のお父様を紹介して連れてきました。
お父様の施術中、Aさんはベッドの脇で私のやることをみていました。
後から、Aさんが神妙な顔で私にこうささやきました。
「先生が施術をしていた時、先生の手首から先の手がしわだらけおじいさんの手に変わっていました・・・」
なんと、施術をしていた私の手、特に手首から先がおじいさんの手に変わっていたというのです。
私の手は割と女性的な艶やかな手をしているのですが、それがしわだらけの手に変わって、「びっくりしました」とAさんは言っていました。
私は自分の手がおじいさんの手に変わるのは見えないのでわかりませんが、このことは実際には心霊現象として説明が可能です。
私が行う気功治療は自分の内気をフル充電してそれを発するタイプの気功と異なり、高次元の力と同調してそのエネルギーを仲介し発していくタイプの気功です。
わかりやすく言うと、自分の意識を少しお留守にして別次元の意識体の力を私の肉体に導くのです。
私の肉体に入る意識体は指導霊とも言えるでしょうし、また別の意識体かもしれません。
これまで私は自分の背後に仙人か老人がいることをチャネリングや霊査、または霊が分かるお客様複数から聞いていました。
この方(シルディ・サイババ)でしょうか?
施術中には、その意識体の治癒力をお客様に導くようにしていますのでその霊的影響で手首から先がおじいさんの手に変わったように見えたのだと思います。
それでも手首から先がおじいさんの手に変わるなんて信じられないと思う人もいるかもしれません。
しかし、心霊が働くと手首だけに留まらず顔そのものが別物になることもあるのです。
交霊会(降霊会ともいう)という言葉を聞いたことはありますか?
交霊会とは、霊媒(霊能者)が幽界もしくは霊界の霊体を自らの身体に憑依させてその霊とクライアントが対話をする催しのことをいいます。
霊と語るなんていうとそれだけで怖いと思うかも知れませんが、霊と言っても例えば亡くなった肉親や身近な人が霊媒の身体に降りてきてくれるので、死後の生の存在を確信することができるだけでなく、死別の悲しみを癒すことができ、怖いどころかとても感動的な場なのです。
霊を憑依させるタイプのシャーマンではありませんが、霊を診ることに関しては弊院でご紹介しているレイナさんも信頼がおける霊能者です。
交霊会の時に霊媒の身体に霊体が入ってくると、霊媒の顔が変わって見えることがあります。
この顔が変わるというのは霊媒の表情が変わる程度ではなく、まるっきり別物の顔になるのです。
これは実際に見てみないとにわかに信じられないかもしれませんが、「ある」ことなのです。
私にもこれと同じような経験があります。
昔親しくしていた友人Bが、どうもずっと昔に仲良くしていた友人Cに似ているなあと感じていたことがありました。
友人Bはしぐさや、私への接し方、呼び方など実に友人Cに似ていたのです。
「なんかよく似ている人もいるもんだ・・・」とその当時は考えていました。
ある日、友人Bと夜道を歩いていた時のこと、私がふと友人Bの顔を見ると、友人Bは友人Cの顔になっていました。
「えー!なんじゃ、こりゃ!!」とわが眼を疑いましたが、どこからどうみても友人Cの顔でした。
狐につままれるというのはまさにこんな気分なのだと思います。
その時だけではなくその後友人Bは私と会うと時々友人Cになっていました。
程なく友人Bとは疎遠になってしまいましたが、おそらく友人Cは亡くなっており、親しかった私に会いにきていたのだと考えています。
友人Bは霊媒体質だったので、友人Cに憑依されていたのかもしれません。
憑依現象も程度によってこのように顔が変わることもあるのです。
私の手がおじいさんの手になったというのもそれと同じような現象と考えてよいと思います。
物質、または固体が突然別物に変化する、これは物理学では説明がしにくいものですが私達が実際に目にしている物質は本当はホログラムのようなもので、どこかのスイッチが起動すると別物になるものなのかもしれません。
さて、気功治療で別次元の力が働くとどうなるか。
Aさんのお父様は私が軽く肩に手を触れただけで肩の痛みがなくなってしまい、「不思議だー」と感心していました。
力が働くか働かないかは受け手のお客様サイドの要素も多分に影響するのでいつも同じような結果が出るわけではありませんが、霊界の力を仲介する気功治療(これを心霊治療またはスピリチュアル・ヒーリングといいます)は驚愕の結果をもたらすことが往々にしてあります。